高級住宅を名古屋で建てる。3つのポイントは立地、建築家選び、間取り決め

名古屋の高級住宅
「家を建てることは、一生で一番高い買い物」と昔から言われます。
それが高級住宅なら、一定以上の資産があり、住まいに大きな投資のできる層に限られます。

そのチャンスに恵まれるなら、名古屋城のお膝元、城下町として栄えてきた名古屋エリアがおすすめとなっています。
機会を生かすためのポイントは、「立地」「どんな建築家と組むか」「住む人のこだわり」の3つです。

これらのポイントを押さえ、名古屋で高級住宅を手に入れてみませんか?

高級住宅は、単に「高価な住宅」ではありません

高級住宅というからには、最高級の設備、部材を使い、最高級の照明器具を入れ、浴室も立派で、リビングから見渡せる庭を四季折々に楽しめるものに…と構想はいくらでも広がります。

ですが、構想を大きく広げる前に、ちょっと立ち止まりましょう。
予算が限定されるなら、もっと立ち止まりましょう。

高価な住宅は高級住宅ではありますが、高価なだけでは高級住宅とはいえません。高級住宅には「外から見ての高級住宅」と「内から見ての高級住宅」の2つの側面があり、両方で及第点を取れないと高級住宅として扱ってもらえないのです。

高級住宅の第一のテーマ、立地と外見

住宅は土地の上に建つものです。いくらおしゃれ感満載の家であっても、いわゆる高級住宅街と認められるエリアに建っていないと、そのデザインは、残念ながら映えることができません。

庶民派住宅の立ち並ぶエリアに、突然、高級住宅がポツンと一軒建ったとしてもなんとも浮いた存在になってしまいます。もちろん、相続で建てる場所が決まっていてそこに高級住宅を建てる場合もありますが、その場合は、別の工夫が要ります。

高級住宅街に建てた、外から見たデザインを大事にした住宅を建てて、初めて、住む人にとっても心理的な充実感と、生活の落ち着きを確保することができるのです。

全国には、高級住宅街と誰もが認める街並みが存在します。
どの町もポイントは「治安の良さ×住んでいる人の平均所得」です。

治安については、名古屋の場合、繁華街の一部を除き、おおむね安心安全な街なので横に置くとして、白壁・徳川町(名古屋市東区)、八事(昭和区)、覚王山(千種区)、南山(昭和区、瑞穂区)、星ヶ丘から一社(千種区、名東区)など、東区、昭和区、千種区から名東区にかけて高級住宅街が散在しています。

その点は次のページで詳しく書いています。
高齢社会の到来で、こうした地区にも新たな相続物件が増えてくることも、高級住宅を建てる上では見逃せない要素になります。

高級住宅の第2のポイントは、誰と組んでデザインを作るか問題

高級住宅の第2のポイントは、住む人の意向を受け、どんな専門家と組んで住宅を建てるかで決まります。
外側の住宅デザインと、住宅内部のデザインを一体として「住宅設計」といいます。それを担う建築家をどう見つけるか、です。

高級住宅の場合、一軒一軒異なる「注文住宅」が多いので、独立の建築事務所に依頼することが多くなるのは確かです。

一方で、全国的なハウスメーカーや、地元に根付いている工務店もあります。
それぞれ、メリットがあり、それを踏まえながら「相性」の良い建築家を選びましょう。

どこに設計を依頼するにせよ、高級住宅であればあるほど、大切なのは、住む人自身の希望をうまく引き出し、住宅設計のデザインに落とし込んでくれる建築家の存在です。

ちょうどかかりつけの主治医のような存在です、というあたりは別のページで。

住む人自身が間取りの基礎知識を持つのが、第3のテーマ

建築予算はもちろん、施主になる住む人自身が決めることです。
土地が決まっている場合だと、それに合わせて「設計に関する最初の打ち合わせ」があり、そこから仮契約、地盤調査、「設計の詳細な打ち合わせ」があって見積もりが出ます。

そして本契約、建築確認申請などの事務手続きをおこない、ようやく着工になります。

こうした流れの中で、特に重要なのが設計をする建築家との打ち合わせです。
特に最初の設計に関する打ち合わせです。

この段階ではまだ、その人に依頼するか決まっていない段階ですから、自分の希望をしっかりと聞いてくれるか、それに対しての建築家の発想や提案に共感できるか、を確認しなければならないのです。
それが住む人と建築家の「相性」です。

いくら「こだわり」を込めた高級住宅を建てたとしても、暮らしてから「しまった」と後悔する人はいくつでもいます。
その失敗は、かいつまんでいえば「間取り」の失敗です。

逆に言えば、間取りさえきちんと打ち合わせできれば、建ぺい率、容積率など、は建築家に任せておいて、安心して完成を待つことができるのです。間取りについて失敗しないための方法は、別のページで。